ニューオリンズ在住トロンボーン吹き
Haruka Kikuchi 菊池ハルカ
August 23. Presavation Hall 初出演
今夜は、私がこの地球上で一番憧れているライブハウス、プリザベーションホールに初出演させていただきました。

ニューオリンズの老舗中の老舗。
それも、ニューオリンズが世界に誇る素晴らしいドラマー、Shannon Powellのバンドのトロンボーンとして。

今まで、シットインはなんどもあるけど、せめて人生で一回くらい、メンバーとしての出演があればいいなぁと夢見てたステージから見た3時間は、信じられないくらい素晴らしい時間でした。



実は直前も別のライブあって、
プリザベーション遅刻したくないから、ライブ途中で抜けたのにもかかわらず応援してくれて、
プリザベーションには友だちも応援に来てくれて、踊ってくれて、
帰りに、最初のライブハウスに歩いて帰ってきたら、別の友だちがまたライブやってて、
ニューオリンズは、私にとって本当に幸せなところでした。
14年前の8月
高校1年生の夏休みに組んだジャズバンドで覚えたTiger Rag、いつの間にか私のシグニチャーソングになっていて、今日もリクエストで2回やらせていただきました。

「2016年8月23日、
俺はハルカのプリザベーションホール初出演の時に一緒にいたんだぜ!って、将来自慢するから、有名になれよ!」
と面白がるトランペットのKevin Louis。

私は、有名になりたい!とかは、ニューオリンズに来てから不思議と全く思わなくて、

ただただた、ニューオリンズのミュージシャンとして長く生活していきたい。だから、演奏してくれるみなさん、遊んでくれるみなさん、見守ってくれるみなさん、いつも本当にありがとう。
明日からも頑張ります!!!

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2016 New Orleans' Life / comments(0) / trackbacks(0)
Cha Wa Tour in August : Day 3, 4
8月12日 金

まずは、地元ラジオ局 WMSEに出演。

その後は野外フェスティバルへ。
Summer Sounds -Cedarburg, WI

トラックを改造した楽屋が、とにかく素敵すぎました!
遊ぶインディアン3人。

動画を撮影しています。


スーザフォンのCliffは、ダウンタウン(9th Ward)のFlag Boyらしいです。


わたしも、勉強不足ゆえ不明な点が多いのですが、知ってる限りのニューオリンズ・マルティグラ・インディアン用語を…

UPT…Uptownの略。
ニューオリンズのマルディグラ・インディアンは、ざっくりUptown(17th Ward)組とDowntown(9th Ward..?)組に分かれるらしい。
その他に、川向こうのウェストバンク組とかもたぶんいらっしゃいます。

Mardi Gras Day…マルディグラ。この日がインディアンのお正月。

Super Sunday…アメリカ的には「アメリカン・フットボール(NFL)の頂上決戦、Super Bowlのこと」ですが、ニューオリンズ的には別の意味。
19世紀から伝統的に続いていて、St. Joseph's Day(3月19日)に1番近い日曜日に、各トライブ(部族、歌舞伎で言えば〜〜家、といった完全世襲制。)が一斉に揃う、年に一度の祭典。

Spyboy…インディアンの役職のひとつ。詳しくは、調査中。Cha Waの現リードボーカル Jwan はSpyboy。いつからSpyboyなのかと聞いたら、1歳の時からで、生まれてから1年間は違ったらしい。なぜ!?調査中…。

Flagboy (Gang Flag)…インディアンの役職のひとつ。

Second Chief…インディアンの役職のひとつ…?

Big Chief…インディアンの役職のひとつ。そのトライブ(部族)で1番偉い人。
いろいろな役職の段階を経て、Big Chiefになるわけではなく、Big Chiefに何かあったとき(おもに亡くなった時) 誰かが次のBig Chiefに選ばれるらしい。

わからない事が多すぎる。。

時間をかけて調査します。。

肝心のフェスティバルは、大雨!
普段は2000人ほどのお客さんがいるそうですが、この日は15人ほど…

それでも、雨の中楽しいステージとなりました。ありがとうございました。

8月13日 土

Dakota Jazz Club -Minneapolis, MN

グラミー賞受賞経験のある大人気バンド、Rebirth Brass Bandとの組み合わせライブでした。

前日にライブしていたGlen David Andrewsも一緒に、楽屋前でトロンボーン大集合。




Cha Wa!!!


Rebirth Brass Band!!!

2nd Setは新曲も多く全部わからなかったけど、1st Set(わたしが酔っ払う前ともいう)のRebirth Brass Bandは、

exactly like you
caredonia
all blue
jambalaya
mardi gras in new orleans
i got a woman
i'm walkin'
it's all over now
allways there
do watcha wanna

といったトラディショナル中心のセットリストで、とーーーーってもよかった!

だって、このリズム隊!
とにかく楽しく、幸せな最終夜でした。

ありがとうございました。


翌日、朝の10時にミネアポリスを出発し、翌日の朝8時にニューオリンズ着きました…。

20時間ドライブ。
距離は、函館と福岡くらい。

その3時間後の朝の11時から、バーボンストリートで、ジャズトリオやってきた!

さすがに、身体がちょっと疲れました。笑

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楽屋に置いてあった、1988年ジャズフェスティバルの写真!カーミットも若い^ ^
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Summer Tour 2016 w/Cha Wa / comments(0) / trackbacks(0)
Cha Wa Tour in August : Day 1, 2
6月から毎月ツアーに出かけている、
マルディグラ・インディアンのファンクバンド「Cha Wa」に今月も参加させてもらいました。

8月10日 水
前日、友達の誕生日なので夜中2時まで飲んでいたけど、
頑張って朝4時起きして出発!
初日は9時間ほどかけて、ナッシュビルへ。
Music City Roots -Franklin (Nashville), TN
インターネットテレビの生放送音楽番組に出演しました。



お客さんもたくさん、バンドも4つ出演。

レビュー記事はこちら。(英語ですが。)

http://musiccityroots.com/blog/melting-pot-mcr-8-10-16/

私に関して、
..the band’s not so secret weapon is badass danger lady Haruca Kikuchi on trombone..
と書いていただいています。名前、少し惜しいけれど!

また、動画もあります。
http://youtu.be/e8dsqNXYYgY

最後に、ブルーグラスの大御所の方々と、「聖者の行進」をセッションしたのが楽しかったです!

ショーの後は、ダウンタウン Printers Alleyにある「Skull's Rainbow Room」へ。

バンドの生演奏で踊るバーレスクショーは、アメリカで見た中でいちばん良かった!
(ニューオリンズにもコミュニティーあるし、サンフランシスコでも見たけど、ここのクラブは、バンドとダンサーが完全に一体となったショーだった!素晴らしかった。)

この後、飛び入り演奏させてもらいました。

今度はお客さんで来たい。

8月11日 木
ふたたび6時の早朝出発。
もう1人のインディアン、Spy Boy ”Shotgun Slim” Kevinも合流。

自撮りにいそしむ、インディアン3人組。

Fitzgeralds -Berwyn (Chicago), IL


ニューオリンズ(ルイジアナ州)地ビールのABITAの提供で、フリー野外コンサート。

ガンバも美味しかった! 暑かったけれど、大勢のお客さんと一緒に大パーティーでした。


また、この日亡くなった、Jwanのおじさん Uncle Larry Boudreaux (Spy Boy of Black Eagles) を追悼して、Indian Redというインディアンの曲を演奏しました。

普段からやっている曲ですが、Jwanの説明によると…
「マルディグラ・インディアン(もともとはネイティブアメリカン)の全ては、マルディグラの日(キリスト教の謝肉祭)に始まる。

マルディグラの日は、1年かけて準備したその年のスーツ
(…インディアンの、あの羽の付いた衣装。でも、衣装やコスチュームとは呼ばず、インディアン・スーツと呼ぶのが正しい。…)
を着て、みんなで集まって歌い、
この曲はその日の最後、
無事に帰れるように願いを込めて演奏する。

無事に帰る、というのは家に限らないので、
インディアンの誰かが亡くなった時にも演奏する。」

らしいです。
知らなかった!

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Summer Tour 2016 w/Cha Wa / comments(0) / trackbacks(0)
Traditional Jazz in Japan
先月、
イギリス在住のトラッドジャズ好きおじいちゃんから、
日本に関する質問メールをいただき、

それに関する私との話や、
おじいちゃん独自にインターネットで調べた話をもとに、

ブログ記事を書いてくれました。

間違いもあるけれど、なかなか面白いです。

全編英語ですが、よろしければ是非!

Last month, I talked with my friend Ivan in Nottingham, UK and he wrote an article about Traditional jazz scene in Japan TODAY based on our conversation. Hope you enjoy it!
http://playing-traditional-jazz.blogspot.co.uk/2016/07/jazz-in-japan.html?m=1

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(2013年、ハチャトゥリアン楽団結成時のアーティスト写真から。え、たったの3年前!?)


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菊池ハルカ ソロ活動 / comments(0) / trackbacks(0)
July 2016

7月!夏です!

去年はヨーロッパツアーの真っ最中だったので、

2年ぶりの7月のニューオリンズでした。

7月2日 土

d.b.a.にて、久しぶりにTrad Starsと。





このバンドは、リーダーのJohn Zarskyがかなりお洒落さんです。

この日はLouis Armstrong特集として、Hot5やHot7の曲だけを演奏しました。

ふーっ。


7月3日 日

Allways Lounge, SUNDAY Swing Party


演奏をお願いしていたドラム奏者の方が当日急きょキャンセルになってしまいましたが、

ここはニューオリンズ。お久しぶりの女流ドラマーCoriさんにお願いして、とても楽しいカルテットとなりました。

トランペットのJamil SherifやサックスのRicardo Pascalも飛び入りしてくれました。

うれしい!


この話、だれも得しないと思うのですが、Jamilとはちょっとしたエピソードがありまして。


6月の最終週、とあるジャムセッションの話...


そこは、トラディショナル・ジャズの「先生」方が生徒さんやお客さん向けにジャムセッションをしていて、


そのお客さんの中に、(私が秋に招待されている)カリフォルニアでのフェスティバルのスポンサーの方がいたので、

ギターの方に誘われて遊びに行きました。


(その日は、そのギターの方とライブの予定だったのですが、

 店側のダブルブッキングで、私たちがライブ権を相手バンドに譲ったため、突然暇になった。)



ライブが始まると、「先生」方や、遊びに来ていたプロのミュージシャンのジャムセッションになりました。

私を誘ってくれたギターの方も参加。

その方が、リーダー格の方に「ハルカも来てるよ!」と伝えるも、なんとなく無反応。


そのリーダーの方とも一応共演経験あるのですが、率直に言って、たぶんアジア人があんまり好きじゃないんだと思う。


(根拠は、この方は若手(主に白人)ミュージシャンを、やたらと自分の傘下に入れたがるので。)


その後、Jamilが顔を出すと、大喜びで紹介してステージにあげる、リーダーの方。

Jamilも、「ハルカいるじゃん!」と伝えるも、なんとなく流され...。

私は本当に気にしてなかった、というか、たまたま暇で誘ってもらってきただけだし、

で全然よかったのですが。(スポンサーの方にも会えたし)

周りに気を使わせてしまい、申し訳ないなぁ、と思っていました。


リーダーの方は休憩中、私の耳元で一言、


「あなたをステージにあげたら、ここにいる全員(生徒さんもお客さんも)ステージにあげなきゃいけないじゃない!」


と言われました。あちゃー。...


…という、わりと面白くない話が合ったのですが、

遊びに来てくれて、さらに演奏までしてくれたJamilがこの日、


「あの日は本当に申し訳なかった。あの人のやり方はニューオリンズじゃないと思うよ。

 例え、レコーディングセッションでも楽器を持って遊びに来たミュージシャンは、飛び入り大歓迎の街だから。」


と、みんなの前で熱弁してくれて、ありがたかったです。


そんなJamilさんは、長年(少なくとも10年以上)レギュラーを務めていたBourbon Streetのお店を突然やめたそうで、


みんなきっといろいろあるのだなぁと思います。


ふーっ。



7月4日 月

愛ハムスターとのお別れ。涙



7月5日 火


YUKI IZAKAYAでのリーダーライブ...も、この日はちょっと変わった酔っ払い(ちょっと怪しい人)が来て、

私のマイクを盗もうとするし、店員さんにもからむし、

少ないお客さんはそのせいで帰ってしまうし、と散々だったのですが、

ベースのCassidy Holdenに助けられました。




バーテンダーが酒の販売を拒否して、その人がちょっと面倒な感じになっていると



「お兄さん、俺がほかの店でおごってやるから、ちょっと外で話しましょう。」



と声をかけ、そのままその人はどこかへ行ってしまいました。


すごい話術ですね。


仕事の中で、日々英語や人生を勉強させてもらっています。本当に感謝です。


ちなみに、似たような言葉でも、ニュアンスがだいぶ違うようで、

今ちょっと正確な言い回しを忘れてしまったのですが


別の店で昨年末、ミュージシャンとオーナーが何か言い合いになって、

その際にミュージシャンが



「店の外(Street)に行きませんか?」



みたいなことを言っただけで、そのミュージシャンはその店を首になっていました。



そのミュージシャン的には、店の中で話すのも何なので、外に出て話しませんか?


という意味で言ったらしいのですが、


後日、その様子を見ていたほかのミュージシャンがバーテンダーさんにその話をしていたところ、



「いやぁ、その言い回しは、喧嘩を売っているから駄目だよね。」



と言っていました。英語もなかなか難しいですね。



7月6日 水


前日お世話になったAlbanie Fallettaちゃんに誘ってもらって、21st Amendament Bar

なんと、昨年8月にお世話になったSpainのホストファミリー夫妻が遊びに来てくれました。






7月7日 木 - Cha Waツアー



7月24日 日

朝5時、ニューオリンズ帰宅。

シャワーを浴びて仮眠をとって、日曜日朝恒例の、教会でのゴスペル演奏に参加し、


夕方からは再びのリーダーライブ。

Haruka Kikuchi & The Big 4Tune

Live at the Buffa's Lounge



昨年スコットランドでのフェスティバルで出会った、

ロンドン在住のピアニストDom Pipkinをお迎えしてのカルテット。

ツアー帰りということもあり、たくさんの友人が遊びに来てくれてうれしかったです。



7月25日 月

毎週月曜日のお昼は、Bourbon StreetのOpen Cafeで4時間みっちり、外演奏。

夜は、再びのYUKI Izakaya。



7月26日 火

Swing Bandのリハーサルを終えて、

夜はかなり久しぶりに野球を見に行きました。

対戦相手のアイオワカブスにいた、川崎宗則選手をお見掛けしました。

日本人の方が頑張っている姿を見ると、なんだかやっぱりうれしいです。





7月27日 水

Gentilly StompersのCatie Rodgersちゃんのお誕生日ライブ。



7月28日 木

念願の!アップタウンの老舗、Dos Jefesにてリーダーライブ!!




7月29日 金

再びのYuki Izakaya、初めての金曜日ライブ。



休憩時間に、向かいの店でやっていたKermit Ruffinsのライブに飛び入りに行ったら、

今度は彼が遊びに来てくれた!ニューオリンズ最高!



7月30日 土

なかなか忙しい日。

午後3時から6時45分まで、Bourbon StreetのOpen CafeでJazz Trio、

休憩中に荷物をすべて車のトランクに詰め込み、

(次の現場がパレードの仕事で、楽器だけを持参とのことなので)


走って次の現場、カジノの前へ。


FestiGalsという、マルディグラクルーの女の子バージョンパレードでした。



そこから、タクシーでLittle Gem Saloonに移動。


Kermit Ruffins & The BBQ Swingersのライブに復帰。

ふーーっ



7月31日 日

どうにか朝起きて、バプティスト教会のゴスペル演奏。

子供たちがチャリティーのためにTシャツを作るということで寄付購入。

もう、ツアーからとっても疲れていたので、帰宅して即昼寝...

目覚ましをかけたはずだけど、目が覚めたのは午後6時過ぎ、

携帯電話を見ると着信アリ。

「7時からFrenchmen Streetで演奏あるんだけど、来られる?」

どーん!結局飛び起きて、服を着替えていきました。

なかなか演奏頻度の多い7月でした。ありがとうございました。

今後も精進します!

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